商品開発のこだわり
妥協をしない商品作りを
記 麒麟の翼シリーズの商品は、アイデア出しから実際に商品化して販売するまでどれくらいの期間がかかるものなんでしょうか?
岸
一概には言えないですが、大体半年から1年はかけていますね。
試作、デザイン諸々含めて。
ただせんべいはね、一番最初は2年くらいかかっていたと思います。
記 2年。それは長いですね。
岸
せんべいをどのメーカーさんにお願いしようかとか。
パッケージのデザインも、相当やり直しているんです。
記 そうなんですね。このパッケージですか?
岸
そう。「海苔巻きせんべい」。
文字とデザインで、20回くらいやり直したでしょうか。
記 20回ですか。それだけこだわりがあるんですね。
岸
著名な書家の方にお願いしたんです。
「海苔巻き」の「き」を入れるかどうか、とか、「せんべい」を漢字にするとかしないとか。
何度も書いていただき、「これだ!」というものを選びました。
たかがラベル。されどラベルです。商品の顔ですから。
記
商品の顔ですものね。
こういったコラボ商品を開発するときは、何度も試作品を作るものなんでしょうか?
岸
物にもよるんですけれど、やっぱり1回2回ではなかなか完成しないですよね。
老舗様と話し合った商品を形にするのは我々ですが、やはり最終的には老舗様も一緒に「これでいこう!」という確信の持てるものが作れないと。
だから何度もやり直しをするものがほとんどです。